とある理事長様から
「トラブルを防ぐため、今の契約者に車室を移動してもらって、居住者用とサブリース用にエリア分けをしたい」との
ご相談を頂きました。

「弊社としては、あまりお勧めできません」とお答えしました。

その理事長様とは、サブリース導入により想定されるトラブルはどのようなものがあるかを一緒に考えて頂きました。

結論は、主に次の二つではないか、というところに落ち着きました。
  ・前の利用者が使用途中で出庫してしまった
  ・契約している区画に別の車が入っている
これらは、弊社の経験則と概ね同じ結論です。

理事長様もお気づき頂きましたが、これらのトラブルは『サブリースだから』ではなく『駐車場利用者が増えたから』
と言えるもので、以前この管理組合でも起こったことがあるそうです。

居住者とサブリースのエリア分けに伴う業務負担は、居住者及び管理会社フロントマネージャーにとって小さくはありません。
  ・駐車場利用者(居住者)皆様との調整
   ⇒ 上段車室から下段車室への移動、使用料が安い車室から高い車室への移動を御納得頂くのは大変です。
  ・移動のスケジュール調整
   ⇒ 誰が先に移動するかを決めるだけでも大変です。

『トラブルを防ぐため』という観点からは、「エリア分け」よりも駐車場管理規則を用いる等、契約の際の説明を徹底すること
の方がより効果的であり、これを弊社にお任せ頂くことをお勧めしております。

但し“どうしても”とおっしゃる場合には、サブリースに支障はありませんので、管理組合様のご判断にお任せしております。