『機械式駐車場の撤去/埋め戻し』
機械式駐車場に空きを抱える管理組合でしばしば持ち上がる議論です。
これを実現するまでにはいくつかの壁が立ちはだかります。
①撤去費用の捻出
規模(台数/基数)や設備の種類等により大きく異なりますが、
500万円を超える場合が多く、中には見積りが1,000万円を超えた
ケースもありました。
②法令等との関係
東京都等多くの自治体では『駐車場附置義務条例』により、
建物の床面積に応じた台数の駐車場設置が義務付けられています。
安易に撤去することでマンション自体が「条例違反の建物」にもなりかねません。
③既存利用者の駐車位置調整
『使い勝手が良い区画に利用者が集中している』場合が多く、
機械式駐車場の撤去にあたっては、一部の利用者は使い勝手が
悪い区画への移動を余儀なくされます。
④将来の駐車場利用台数の予測
今の空き状況が将来にわたって続くとは限りません。
もちろんさらに利用者が減る可能性もありますが、反対に増える
ことも予想されます。
予測を誤ると、外部の月極駐車場を利用せざるを得ない居住者が
生まれます。
これらの問題を解決、または緩和する為の手段として、弊社では、
機械式駐車場の撤去/埋め戻しと駐車場サブリースをセットで
検討されることをお勧めしております。
つづく・・・、