定期点検で故障や部品の劣化の有無を確認し、劣化した部品を交換、不測の故障には緊急出動で対応する、駐車装置を安全に利用して頂くために、メンテナンスは欠かすことはできません。また、定期点検結果は、駐車装置の運営方針を検討する上で重要な判断材料となります。安全性と経済性を両立する為には、メンテナンス業者の選定が極めて重要です。
・メーカー系業者:駐車装置メーカーの関係会社
・独立系業者:駐車装置メーカーとは資本関係がない会社

駐車装置の保守・メンテナンスの見直しをすることのメリット

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メンテナンス業者は、メーカー系業者と独立系業者に大別されます。メーカー系とは言っても、どのメーカーの系列なのかで特徴が異なります。独立系には、大手業者もあれば個人事業主もあります。当社は、管理組合、駐車装置に応じて相性の良い業者をアレンジ致します。

メンテナンスのポイント

点検費用の適正化

点検費用の適正化

点検料金は通常、独立系業者の方が安価に設定されています。それが可能になる理由は、以下のようなものが挙げられます。
・受注構造(下請・孫請関係)がシンプルなこと
・駐車装置の研究開発に係る投資回収がないこと

部品交換費用の適正化

部品交換費用の適正化

駐車装置の部品は、メーカー純正が好ましいものと、汎用品で十分なものがあります。メーカー純正にこだわる必要が無い独立系は、適宜汎用品を用いて部品交換費用を抑えることが可能です。

各施策のタイミング

各施策のタイミング

メーカー系業者にとって、当初の修繕計画を否定することは難しいものです。独立系業者は、実態に応じて軌道修正、様々な施策をタイムリーに提案することが可能です。

メンテナンス契約見直しのポイント

業者変更のタイミング

業者変更のタイミング

独立系業者は点検が安い、メーカー系業者は部品交換が安い。部品交換があまり必要ない時期(最初の10年)を独立系に、その後をメーカー系に、これが理想です。

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ほとんどの管理組合様は、メンテナンス業者変更のタイミングが遅いと感じます。メーカー保証期間(通常1年間)を過ぎたらメンテナンス業者の変更をご検討下さい。

POG契約

POG契約

一般的に「メンテナンス契約」と認識されているのは、「POG契約」と呼ばれるもので、定期点検と注油、調整、一部消耗品の交換が契約の範囲です。この認識に誤解があると、メンテナンス業者とのコミュニケーションギャップ、延いては事故にもつながります。

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『メンテナンス契約をしているのに故障が多いから、業者を変えたい』という相談がしばしばあります。その多くは契約範囲の誤解が原因で、業者を変えても解決しない問題です。

真偽不明の情報

真偽不明の情報

独立系業者と契約すると「メーカー保証が効かなくなる」「部品交換が高くなる」「独立系業者は技術力が劣る」様々な情報があります。誤った情報からは誤った結論しか出ません。

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「今現在メーカー保証は効いているの?」「技術力はどうやって比較したの?」これらの質問にも回答できないようであれば、無責任に語り継がれる誤情報である可能性が高いと思われます。

メンテナンス契約の見直しを諦めていませんか

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・独立系業者と契約すると、メーカー保証が効かなくなるの?
・独立系業者は、技術力が劣るの?
・独立系業者は、部品交換が高くつくの?

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YESの場合もあればNOの場合もあります。駐車装置のメーカー、駐車装置の状態等により異なります。
一度拝見した上で、具体的に回答させて頂きます。

Q:独立系業者と契約すると、メーカー保証が効かなくなるの?

マンション管理会社業界で脈々と語り継がれる情報で、多くの場合誤っている情報です。このような説明を受けた場合には、次の確認をお勧めします。『現在メーカー保証は効いているのか?』、『メーカー系業者とのメンテナンス契約を継続すれば今後も保証は続くのか?』   駐車装置のメーカー保証は『1年』のところが多いようです(条件次第で5年まで延長される場合もあるようです)。

Q:独立系業者は、技術力が劣るのですか?

これは、回答が難しい質問です。
独立系業者の中に、技術力が劣る業者がある可能性は否定できません。一方で、メーカー系業者の下請業者として、独立系業者が実務にあたっている場合も少なくありませんので、メーカー系だから、独立系だからという基準で技術力の判定はできない、と考えます。

Q:独立系業者は、部品交換が高くなるのですか?

駐車装置によっては高くなる場合もあります。駐車装置の部品は、汎用品で対応できる部品とメーカーから仕入れなければならない部品に大別されます。後者については、価格の決定権はメーカーにありますので、駐車装置、つまりメーカー次第ということもあります。
『独立系業者には部品を著しく高く販売する』というメーカーがあるもの事実です。